今夏は沢山のご家族様にご利用頂いてございます。
宿から車で1分、「小塩ホタルの里広場」には水遊びが出来る親水スペースがございます。ご利用下さいませ。
お知らせ Information

佐藤家だより Information
「自然と癒し」がテーマの心温まるおもてなし 里山民泊『佐藤家つつじ園』
一見何もない、気づけば何でもある
多様な林相を見せる森林と小山に囲まれた“うきは市小塩地区”は、小塩川沿いを中心に田んぼや果樹園が広がり、小さな集落が点在する里山です。四季折々に季節の花々が咲き乱れ、初夏には数万匹のホタルが乱舞する。そこはまさに、現代に息づく日本の原風景と出逢える場所。
そんな小塩で「たくさんの人に良さを知って欲しい」と、里山民泊を営む『佐藤家つつじ園』の佐藤好英さん。妻の智子さんと看板姉妹(猫)のノンちゃん・モモちゃんとともに、心づくしのおもてなしをされています。
佐藤さんは元々学校教員。専業主婦の奥様と3人の子どもを育ててきました。定年退職後は、うきは市の歴史と文化を継承する立場として、あらゆる方面でご活躍中です。「これまで、留学生のホームステイの受け入れを何度もしてきましたが、とても楽しく、今後も同じようなことを続けたいと、民泊ができる許可を取りました」。
スタート当初は、本格的に事業をするつもりではなかったという佐藤さん。小塩地区に運命を感じて移住した大石さん(コテージ『小塩の灯り』オーナー)に刺激を受け、佐藤さんたちの心は動きます。小塩は「精励の魂が宿る里山」と称する大石さんから、その魅力を聞くにつれ「地元の人間にしてみれば当たり前のことが、外から見るとそうではなかった。改めてこの地区の良さに気づかされ、ありがたいと同時に誇りに感じました。ここで“自然と癒し”をテーマに、広くおもてなしをしたい!と強く思うようになったんです」。
民泊で使うのは、佐藤さんご夫婦の自宅です。生まれた時から小塩で育った佐藤さんは、曾祖父の代から続くこの家を守っています。100年を超える古い屋敷の材料を使って改装したという杉皮葺きの屋根が印象的です。
宿泊する部屋は、普段使っている部屋をそのまま使えるようにしています。あくまでも、日常生活の延長というスタンス。応接間には佐藤さんのコレクションが所狭しと並べられ、書斎にはパソコンやプロジェクターなども完備されています。
また、2階のテラスではバーベキューも楽しめます。包丁、まな板、レンジ、ポットなど、必要な調理器具や家電は何でもござれ。好きな食材を持ち込むだけでOKです。
テラスから続く屋上は、佐藤さんお気に入りの場所。季節や時間によってコロコロと表情が変わる風景は、時を忘れていつまでも眺めていられます。特に、初夏から秋頃にかけてハンモックやゴザに寝っ転がりながら夕焼けや星空を眺めるのが最高とのこと。
「でも、個人的に一番ワクワクするのは、家の真上を通る飛行機を見ること。遮るものが何もない山間部から、真っすぐこちらに向かってきて大きく旋回する様は迫力がありますよ」。専用アプリとにらめっこしながら「さぁ、来るぞ~」と目を輝かせる佐藤さんは、まるで少年のようです。
施設のあらゆる場所で目にする英語表記にも、佐藤さんたちの細やかな気配りが表れています。「これまで、インド、フィリピン、マレーシア、ラオスなど、様々な国の方たちと触れ合いましたが、そこまで言葉に不自由したことはありません。礼拝の準備をしたこともありますよ」と佐藤さん。おもてなしの気持ちは国境を越えます。
家の外は宝の山!まるで小さなテーマパーク
そんな佐藤家に訪れたら、まず目にしてもらいたいのが、自宅前の小高い丘にある回遊式のオープンガーデン。箱庭で遊んだ幼少期を思い出しながら、28年かけてコツコツ作り上げたそうです。ツツジやシャクナゲを中心に、桜や山茶花、藤など、様々な花木が植えられ、池では鯉が元気に泳ぎます。
さらに、ガーデンの奥には森林セラピーコースを設けた山道が続きます。佐藤さんは毎朝、散歩がてら鯉にエサをやったり、池のポンプの点検を点検したりするのが日課です。「鳥の鳴き声を聞きながら歩くのは清々しいですよ」。朝の散歩には、愛猫のモモちゃんも付いてきます。人懐っこくてとってもお転婆さん。
ツツジの開花時期に合わせて毎年4月に開かれる「花飾りコンサート」は、アコーディオン奏者をはじめとする県内外のアーティストが訪れ、ガーデンに彩りを添えます。「告知もしていないのに、毎年たくさんの方が聴きに来てくれます。何よりも、出演者たち自身が楽しみにしてくれているのが嬉しいですね」。かれこれ10年以上続く人気イベントです。
もう一つの見どころが、鶴や松など左官職人の手による“こて絵”が目を引く蔵。昭和6年に佐藤さんの祖父が建てました。元々は農家だったので、農機具やお米の保管に利用していましたが、平成12年に改装し、展示館として生まれ変わりました。花が咲く時期は蔵も開放し、宿泊をしていなくても見学は自由にできます。
佐藤さん曰く「なんでもかんでもある」蔵は、文字通り、本当に何でもあるのが驚きです。旅行土産の民芸品から、大手メーカーのノベルティ、時代ごとのアイロンや電話、カメラ。さらには、能面やレプリカ銃、手動式の汽笛、うきは町史にも掲載されている縄文・古墳時代の出土品に至るまで、2階建て構造の建物内をほとんど隙間なく埋め尽くしています。
蔵に収まりきらないものは、露天風呂に続く道中に展示。そこかしこに貴重な歴史資料や民芸品が並び、さすが歴史家!と思わず唸るほど。天照石をはめた露天風呂の脱衣室の中にもお宝が隠れていますが、それは現地に行ってからのお楽しみです♪
民泊を始める前から、毎年、福岡市の小学生たちの受け入れをしている佐藤家。2泊3日のスケジュールを立て、色んな遊びを提案しています。川遊び、山遊び、ソーメン流し、果物狩り、バーベキューなど、聞くだけでワクワクする充実の内容です。
佐藤家の目の前を流れる小塩川は、流れも緩やかで浅く、ここを訪れる子どもたちにとっては格好の遊び場。「生徒たちにどの体験が一番楽しかったかと聞くと、どの子も川遊びと答えます。今も鮠(はや)がたくさんいるんですよ」。
ソーメン流しの土台や山に設置したブランコなど、佐藤さんの手による作品で子どもたちを楽しませることも。「竹を有効活用したくて。いろいろ工夫すれば、水鉄砲や器、オブジェなど、ものづくり体験にも使えますしね。考えただけでも楽しいです」。
「田舎暮らしの経験をさせてあげたい小さなお子さんを持つご家族、大自然の中でゆっくり過ごしたい老夫婦など、自然が娯楽でそれこそが価値、と思ってくれる人に来てほしいですね」と語る佐藤さん。誰よりも小塩暮らしを満喫されているその姿勢が、数々のおもてなしとなって表れているのだと感じました。
◆概要
里山民泊『佐藤家つつじ園』
福岡県うきは市浮羽町小塩2339 TEL.0943-77-2994
部屋数:3部屋
定員:1日限定1組(最大8名収容)
料金:コテージと同じぐらい?※未定
チェックイン:15時・チェックアウト:10時
※食事付きではありません。バーベキュー台や調理場は使えます。
食材を持ち込みご自身で調理していただきます。
調理器具など:包丁、まな板、電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、電気ポットetc…
★ご一緒にうきはの食材を楽しみましょう♪
ご希望に応じて買い出しも対応します。ご相談ください。
アメニティ:歯ブラシ、タオル
※外国の方には着物や浴衣の準備も行っています。
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施設のご案内はこちらからご確認ください
皆様 こんにちは 小塩はすっかり「ホタルの世界」となっています。
平地より気温が2~3度低い小塩。
小塩川沿いに吹く涼風は肌に心地よく心を洗い流してくれます。
写真はご利用者様が撮影されたものです。
里山の暗闇の中を気持ち良く飛び回るホタルの様子は小塩ならではの光景です。
さて、毎年恒例の「小塩ホタル祭り」が次の通り開催されます。
是非、お出かけくださいませ。
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うきは市ホームページより
小塩(こじお)ホタル祭りは、令和元年6月7日(金)~8日(土)、午後6時~9時、小塩小学校周辺で開催します。
●お問い合わせ 小塩地区自治協議会 電話0943-77-4835ホタルの里小塩地区のホタルは、毎年5月下旬から6月初旬が舞う時期です。
小塩ホタル祭りには、たくさんの方々が訪れ、地元の方の出店でにぎわいます。会場には、灯篭を並べて、ホタル観賞しやすいように工夫されています。
ボリューム感たっぷりのハンバーガーが味わえる「DeliBoy BROS. Hamburger」
こんにちは。G.Wは如何お過ごしでしたか?例年にない寒さも和らぎ、ここ小塩にもようやく春が訪れましたが朝晩はまだ冷え込みますので、お越しの際はくれぐれもお気をつけくださいね。
さて、本日ご紹介するのは、以前ご紹介した「道の駅 うきは」の真向かいにあるハンバーガーショップ「DeliBoy BROS. Hamburger(デリボーイブロス ハンバーガー)」です。
アーリーアメリカン調のイカした外観が目印のこのお店。扉を開けると軽快なオールディーズが流れる店内に威勢の良い挨拶が響きます。店長の永松伸一さんによると、お店を始めたのは今から2年半ほど前。それまで大工の仕事をしていた永松さんですが、飲食店をやってみたいという想いが高じて一念発起。2年間という期限を決めて東京で修行したのち、地元に戻りお店を開いたそうです。
真冬でも半袖1枚という店長の永松さん。一見コワモテですが、お店のことを聞くと気さくに話してくださいます。
「お店で提供するものは、なるべく手づくりで仕込んでます。パティに使うミンチは自分で挽いてますし、ソースはもちろん、トッピングに人気のベーコンも自家製なんですよ」と自信をもって語る永松さん。フライドポテトも市販の冷凍物ではなく、生のジャガイモを食べやすいサイズにカットし、お店で下ごしらえをしてから揚げているのだとか。「地元の活性化につながるよう、食材の仕入れもなるべく友達や知り合いのお店を利用しています」とのことで、バンズは以前ご紹介した「ぱんのもっか」から仕入れておられます。
味の決め手は、素材を6~7時間じっくりと煮込んでつくる自家製バーベキューソース。スパイシーでほどよい甘辛さがパティやレタスと相性バツグンで、食欲をそそります。一番の人気はプレーンのハンバーガーですが、店長のオススメは自家燻製ベーコンとチーズのトッピング。プレーンの状態でもかなりボリュームがありますが、さらに厚みが出て食べごたえもバツグンです。
うきは市名物の「イシイサイダー」は、石井飲料工業所がつくるご当地サイダー。甘みをおさえたスッキリした味わいで、ハンバーガーによく合います!
最初はキッチン周りのスペースのみを使用し、テイクアウトのみで営業していたそうです。しかしできたてをお客さんに提供したいという想いから、倉庫として使用していたスペースをイートインにリフォーム。昨年3月から店内での飲食も楽しめるようになっています。
知り合いの大工さんに施工を頼んだというイートインは、木材そのものの色合いを生かしたおだやかな色合いが特徴。幾何学的な陰影をつくり出すうろこ張りの壁面や、さまざまな角材を組み合わせてランダムに凹凸をつくった天井など、じっくり眺めたくなるこだわりが隋所に感じられます。月替わりメニューなどが書き込まれたブラックボードには、ユニークなマスコットキャラクター(?)が描かれていて遊び心もたっぷり!存在感のあるアルミのランプシェードが天井や壁を照らし出す夜の店内の雰囲気もいい感じです。
最近はSNSでお店のことが話題になり、ハンバーガーを目当てに地元の人だけでなく福岡市内や県外からいらっしゃる方も多いとか。「道の駅 うきは」と同じ距離で行けるため当宿からも利用しやすいお店ですので、ぜひ立ち寄られて素敵な雰囲気とできたてのハンバーガーを堪能してみてはいかがでしょうか。
モダンなカフェでくつろぎのひとときを「坂の下の店 Budounotane」
桜の見頃を終えた今日この頃、皆様もお花見を楽しまれましたか?「うきは 小塩の灯り」も、すっかり春らしい穏やかな好天に恵まれています。4月末からはいよいよゴールデンウィークを迎えますので、ぜひ連休を利用してうきはに遊びに来てくださいね。
さて、今回ご紹介するお店は、桜の名所「流川の桜並木」からも近いお店をご紹介、
2017年4月20日にオープンし、まもなく1周年を迎える「坂の下の店 Budounotane」です。
うきは駅近くの県道52号線を南下、県道151号線に入り西へ800mほど走ったところにあるこのお店は、以前ご紹介した「ぶどうのたね」の新店舗。お店の名前からもわかるように、ぶどうのたねに続く坂の下にあるお店です。坂の上にある「cafe たねの隣り」は、うきはの四季折々の景色とともにヘルシーなお料理を楽しめるお店でしたが、こちらは建物が通りに面しているということもあり、ふらりと立ち寄ってみたくなるようなカジュアルな印象を受けます。
シックな外観とは対照的に、古民家を連想させる柱と梁がアクセントになった、開放感あふれる店内。重厚感のある山小屋風の内装が印象的だった「cafe たねの隣り」とはまた違った趣きがあります。
店内中央には長テーブルが設置されており、団体様でも1つのテーブルを囲んでお食事を楽しむことができます。
店内の一角にある物販コーナー。料理に使用されているジャムやグラノーラなどもお土産に購入することができます。
「若い方のご利用が多いおかげか、SNSで取り上げていただく機会も多く、私たちが予想していた以上のスピードでたくさんの方に来ていただけている気がします」と語るのは、「坂の下の店」の一切の料理を取り仕切る田中シェフ。実は以前ご紹介した「Deli Boy BROS. Hamburgers」の永松さんと同級生なのだとか!お店を取材するたびにうきはの人と人のつながりに驚かされます。
「幅広いお客様、とくに若い女性やお子様にお楽しみいただけるメニューを」ということで、うきはの旬の果物を使用したスイーツが充実した「坂の下の店」。アイスの生地自体もお店の中で仕込むそうです。人気メニューはあとでご紹介する「坂の下ごはん」と、和風ビビンバ、そしてフレンチトーストランチ。フレンチトーストランチは田主丸で人気のベーカリー「シェ・サガラ」のバケットを使っているそうで、和風ビビンバの器には、「工房正島」から取り寄せた陶器を使用するというこだわりようです。
そしてこちらの看板メニューともいえるのが、メインメニューを2種類の中から選べる「坂の下ごはん」!この日はおからのコロッケと白身魚の炙り焼きがメインです。
きざんだ大根の葉を混ぜ合わせた菜めし。ごまの風味とほどよい塩味がきいていて、おかずに良く合います。
デミグラスソースで食べるおからのコロッケ。ホクホクとした食感もさることながら、具に混ぜられた青豆がアクセントになっていて、また食べたくなる逸品。
白身魚の炙り焼きと箸休めの盛り合わせ。「Cafe たねの隣り」同様、盛りつけの彩りにも細やかな心づかいが感じられます。お漬物や豚バラと蓮根の炒め物、だし浸しの卵焼きなど、品数が多いぶん食べきるのにちょうどよい量なのもうれしい。
デザートの豆乳プリンと豆たん。ぶどうのたねオリジナルの豆たんは、アーモンドとキャラメルを塗ったもなかで餡入りの小餅を挟んだ口あたりのよい一口和菓子です。「葡萄家」や「となりの売店」で販売しているので、上のお店の散策がてらお土産にしてはいかがでしょうか。
料理づくりについて心がけていることを聞いてみました。メインの「坂の下ごはん」は料理の品数が多いので、食材や彩り、そして食べきれるボリューム感といった全体的なバランスには注意を払っているそうです。「うきは産の食材の魅力を知っていただきたいので、毎月地元の野菜や果物を使うように心がけています」と語る田中シェフ。「ぶどうのたね」全体のカラーとして守るべきところは守りつつ、今までやれなかったことにも積極的に挑戦していきたい。若い世代のお客様にも「ぶどうのたね」に関心を持っていただけるよう、より親しみやすさを感じていただけるお店づくりをめざします」とのことでした。
期間限定のスイーツメニューなども用意し、繰り返し来てくださるお客様にもつねに驚きや楽しみを用意している「坂の下の店 Budounotane」。当宿からのドライブにもほどよい場所にありますので、うきはにお越しの際はお立ち寄りになられてみてはいかがでしょうか。